本文へスキップ

真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

TEL. 0584-78-3362

〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

テレホン法話(0584-78-3452)TELEPHONE SERMON

 テレホン法話 2014年  

  放送日 タイトル 法 話
497 2014年6月21日〜 ありがとう 第5組源龍寺 神戸寛亮
 こんにちは。皆様はどんな御縁に巡り会えていますでしょうか?
 私はいい御縁があり、去年の8月に、以前勤めていた会社で出会った方と仏前結婚式と披露宴をさせていただきました。その時はいろんな方にお世話になり、感謝しております。しかし、ここからが新しい人生のスタートと感じるのです。
 さて、浄土三部経(じょうどさんぶきょう)無量寿経(むりょうじゅきょう)巻下(がんげ)の中に、こんな言葉が書かれてあります。 それは『當相(とうそう)敬愛(きょうあい)』という言葉です。これは、お互いが(うやま)い、お互いが愛し合うという大切さを示されているものです。そして、その愛するということの根本に相手を敬うということを重ねるのが、仏教の基本姿勢であるのです。ですが相手を敬うというのは簡単ではありません。
 長年夫婦生活を続けていくと、もちろん良い所があると思います。しかし、悪い所の方が記憶に残ってしまうのではないでしょうか。そうなると、さらに敬うことが難しくなっていきます。そういう時は、『悪い所は片目で、良い所は両目でみる』ということです。そして、相手を敬い、自分と相手の都合を考え、二人で人生を共にしていくのです。
 仏教では、相手の都合を完璧に優先される方を仏さまとなりますが、私たちは仏様のような方にはなれないと思います。ですので、私たちは仏様を目指していく菩薩(ぼさつ)なのです。菩薩とは『あなたの幸せが私の幸せで、幸せでなかったら私も幸せではない』という心を持った方です。ですから相手の都合も優先し、敬い生きていくという菩薩さまのような心を、夫婦生活の中で実践していくことも大切になるのです。実行することは難しいことではありますが、生涯を通して心がけていかないと、と思うのです。
 私はそういうことの出来る人に会えた御縁、そして、これからの人生で出会う縁、それを大切にし感謝の言葉を伝えていきたいと思います。
 『ありがとう』と。 


バナースペース

真宗大谷派大垣別院開闡寺

〒503-0897
岐阜県大垣市伝馬町11番地

TEL 0584-78-3362
FAX 0584-78-3328
E-mail kaisenji@ogaki-gobosan.net