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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

TEL. 0584-78-3362

〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

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 テレホン法話 2014年  

  放送日 タイトル 法 話
512 2014年11月21日〜 友達 第14組林覚寺 大橋千早
 毎朝欠かさず見ていたNHK朝の連続ドラマ「花子とアン」の中で、印象深かった言葉の中で「腹心(ふくしん)の友」という言葉があります。私自身今まで聞き慣れない言葉で、大変興味深く感じました、それから「友達」について色々考えるきっかけになりました。一言で友達と言っても、人生の中で様々な形に変化していきます。幼友達から始まり、同級生、職場での友達、子どもが生まれればママ友、遊び友達、飲み友達などなど・・
 私もそれなりに経験してきました。そして友達は、なくてはならない大切なだと確信しています。たくさんの友達がいれば楽しみや刺激もあり、お互い助け合い、自分の知らない世界を教えてもらい勉強になりますが、その分様々な壁にぶち当たる時もあります。
 小学校に上がる前、よく歌う歌の中に「一年生になったら友達百人できるかな」という歌詞があります。この歌を歌うと、友達を沢山作ることが良いことの様に感じます。小学校に行くのが楽しみになる子もいれば、逆にこの歌が、人によってはプレッシャーになる場合もあると思います。私自身、百人も友達が出来た覚えもありません。今の子ども達は、「ラインでの友達なら百人以上は余裕でいる」と言いますが・・
 今、小中学生の不登校児が、12万人近くに上るという新聞記事を読みました。その原因の一つに、友達とのトラブルがあるそうです。私は、子どもに沢山の友達を作らなくても大丈夫と言って来ました。そのせいか、友だちでのトラブルはあまり無かったように思います。心から信用できる友達一人できたら充分です。
 同じ志を持ち、共に学び高め合え、平等で対等に心が許しあえる「同朋(どうほう)」というのが「腹心の友」ではないでしょうか。


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