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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

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 テレホン法話 2015年  

  放送日 タイトル 法 話
539 2015年12月16日〜 私の大事にしていること 第11組法忍寺 皆田世英
 私がサラリーマン時代から大事にしていることは、反省はするが後悔(こうかい)はしない、という事です。
 辞書を引きますと、後悔とは、自分のしてしまった事を(あと)になって()やむこと。反省とは、自分の言動を(かえり)みてその可否(かひ)を改めて考えることです。
 どちらも過去に(さかのぼっ)って考えるという意味では似ているようですが、決定的な違いは未来につながるかどうか、ということだと思います。
 私は営業の職に就いていましたが、仕事の中で思うようにいかないことや失敗は数え切れないほど経験してきました。その度に後悔をして落ち込んでいましたが、すぐにまた次の課題にぶち当たり、その状況では全くいい結果は出ませんでした。それどころか、だんだん仕事自体に嫌気がさし、精神的にも参ってしまうほどでした。
 そんな時に会社の先輩に教えられたのが、反省はするが後悔はしない、ということでした。それは言い換えると、失敗を(かて)に次に()かす、ということになります。それ以降、私はそれを心がけ、いい意味で開き直ることができるようになりました。そうすると不思議なことに、次第に結果がついてくるようになりました。
 私たち人間は、日常生活において大なり小なり何かに失敗する、何かの判断を誤るということが多々あります。そこでその原因を考え、検証し、次の機会に活かすことが大事ではないでしょうか。
 「やってしまったことはしょうがない。でも、なんでそうなったかは、しっかりと考えとかな、また次に同じことやってしまうな。」
 そのような考え方をすることで、人として成長でき、良い結果を生み出すことができると私は考えています。
 心が変われば行動が変わる
 行動が変われば習慣が変わる
 習慣が変われば人格が変わる
 人格が変われば運命が変わる
 これは、元プロ野球選手の松井秀喜さんの座右の銘ですが、私も全くその通りであると感じます。それを実践していくことで、私たちの人生は、より価値のあるものになると考えています。 


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