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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

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〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

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 テレホン法話 2017年  

  放送日 タイトル 法 話
579 2017年8月16日〜 食前の言葉、食後の言葉の御こころ 第16組 存徳寺 徳永智也
 食前の言葉「み(ひかり)(めぐ)みにて われらの(いのち)(かて)として お与えくださった このいろいろの食物(しょくもつ)を ありがたくいただきます」
 食後の言葉「お(あた)えの(とうと)い食物をいただいて身心(しんしん)に力が満ちてまいりました この御恩(ごおん)(いさ)んで御用(ごよう)をつとめさせていただきたいと念じます ごちそうさま」
 これは暁烏(あけがらす)(はや)先生が作られたお言葉で、いま、皆さんが親しんでおられる食前食後のことばの元となったお言葉です。
 私は同朋会館(どうほうかいかん)嘱託補導(しょくたくほどう)をつとめさせて頂いております。同朋会館では、毎食、食前と食後のことばを唱和いたします。はじめのうちは身の引き締まる思いで、その言葉を唱和していましたが、数年が経ち()れてきますと、呪文(じゅもん)みたいに、ただ食事の前後に(とな)えているだけになっていました。
 また、同朋会館では厳粛(げんしゅく)に食前食後のことばを唱えていても、家に帰ると食前の言葉はおろか、いただきますすらろくに言わない始末です。
 そんな私ですが、今実践していることは、昼食の時に暁烏敏先生が作られた、食前食後の言葉を唱えるということです。それを毎日続けているうちに、ハッと、したことがありました。食事をいただくということは、ただ食べ物を食べる、という時間ではなく、仏のご縁により、この食物を賜り、そして仏の御用をつとめさせて頂くということに気づかされたのです。
 私は日頃から、仏法(ぶっぽう)は生活だ、と聞かせていただいていましたし、人にもそうお伝えさせていただいてきたわけですが、まさにこれはその具体的出来事でした。
 それと同時に、日頃、仏法は生活です。と言いながら、口先だけで何もわかっていなかった自分に改めて出遇わせていただけたご縁でもありました。しかし、毎食は出来ない私でもあります。
 ナンマンダブツ ナンマンダブツ


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