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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派（東本願寺）を本山とする別院です。

TEL. 0584-78-3362

〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町１１番地

テレホン法話（0584-78-3452）TELEPHONE　SERMON

　テレホン法話　2020年　　

 № 放送日 タイトル 法　話
642 2020年4月1日～ 仏教とのご縁 第12組　本善寺　雲村英淳
　早いもので「新しい年」になって４分の１が過ぎてしまいました。みなさんは、この「新しい年」を迎えた時、何をお願いされたのでしょうか？
　世の中でおこるさまざまな不幸な出来事を見聞きされ、せめて家族だけは健康で無事であってほしいとの思いから、家内安全を祈願することを習慣とされている方も多いのではないでしょうか。
　神社で御神酒をいただき華やかな雰囲気の中に身を置くと、今年はきっと祈願した通りの人生になっていくように思い、安心感が生まれてくることがあるのかもしれません。しかし現実の人生は、決して自分の思い通りになっていくものではありません。なぜなら私たちは、誰でもこの世に誕生してきた以上は、生老病死(しょうろうびょうし)の人生を歩まなければならないからです。生きとし生けるものは、誰一人として老病死を免(まぬが)れることはできません。それは、私たちの思いをこえてやってくる、厳粛(げんしゅく)な事実です。老いていくことも、病むことも、死んでいくことも、不老長寿(ふろうちょうじゅ)を願う私たちにとっては、苦悩以外のなにものでもありません。
　私たちは、そのような苦悩の多い現実から目をそらし、自分勝手な妄執(もうしゅう)の中で夢をみがちです。このような、自分にとって都合のよいことを求める私たちの、自己中心的な考え方を露(あら)わにし、我が身の事実を直視し、生老病死の人生を受け入れ、しかもそれを超えて行くことのできる道を説く教えが仏教です。
　是非ともお近くのお寺で、法要が勤まる時はお参りいただき、それを機縁(きえん)として念仏の教えに出遇っていただく様、念じております。
　そして、次の「新しい年」は、いつもと趣(おもむき)をかえて「お寺」にお参りいただけることを期待しております。

バナースペース

真宗大谷派大垣別院開闡寺

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