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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

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〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

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 テレホン法話 2021年  

  放送日 タイトル 法 話
674 2021年8月1日〜 出遇う事、繋がる事 第3組 傳了寺 藤井英毅
 昨今新型コロナの影響で人と出会う機会が減っています。それに伴い人と人が繋がる事も出来なくなりました。それは仏事に関しても同じです。法事や祥月命日のお参りもコロナの影響で最小限の人数で行ったり、取り止める方もいます。葬儀も同様に、家族葬という形で少人数で執り行われています。控える事も一つの案だとは思いますが、それよりは対策をして出来るだけ従来の形で行ったり、このご時世にあった新しい形の仏事を考える、というのも一つの手立てだと思います。
 本来法事や葬儀は、親族・関係者が集まり故人を偲びつつ聞法をする。そして、集まったみんなで世間話をする場だと私は考えます。例えば、法事の場で子ども達が騒ぐから別室で遊ばせて、法事にお参りさせないといったことはしていませんか?お参りに慣れていないと、成長しても先祖や故人を敬う気持ちが生まれず、仏事の大切さがわからず、法縁から遠のいてしまいます。なので、小さい時からお参りをすることに慣れていくにつれて、法縁の大切さが自然に身に付いてきます。
 故人に遇う、親しい人に会う意味をこのコロナが終息した時に忘れてしまいませんか?コロナや世の中の流れにより仏事等の勤め方が、新しい時代に合った形に変わっていく事は仕方ない事かもしれません。しかし、変わってはいけないものを改めて確かめていく。そして、人との出会い、先祖からの繋がり、そして子や孫へ繋いでいく縦の繋がりと、今まで出会えた人達との横の繋がりを忘れず、大切にして欲しいと私は願います。
 まだまだ人と人とのふれあい、繋がっていく事は難しい状況は続いていきますが出来ることはあります。このコロナ禍でもお彼岸、お盆等のお墓参りや日常的にお内仏(ないぶつ)に手を合わせる事は出来ます。ご先祖様とはソーシャルディスタンスは必要ありません。こんな時こそご先祖様と密になりましょう。そして、今自分がこの世に生を受け、今日まで生きている事、生かされてる意味を考えましょう。前を向いて周りの人とちょうどいい間隔を守っていきましょう。でも、ご先祖様とは濃厚接触でも問題無しですよ。


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