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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

TEL. 0584-78-3362

〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

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 テレホン法話 2024年  

 № 放送日 タイトル 法 話
740 2024年5月1日~ 今、私が真宗の教えを聞くということ 第17組 圓超寺 老泉 量
 私たちの住むこの西美濃は古くから浄土真宗の信仰が(あつ)い地域でした。今から600年ほど昔、京都の本願寺に蓮如(れんにょ)という人物が生まれ、蓮如さんは全国に真宗の教えを広げるという大切なお仕事を果たされました。もともと西美濃の各所に真宗の教えを大切にする人々はいましたが、彼らはこぞって蓮如さんに弟子入りし、教えを学び地元に戻ると今度は周りの人々に教えを伝え、この地域は一気に蓮如さんの教えを聞く人々が増加しました。当時は戦乱が絶えず、今よりもずっと「死」や「地獄」が身近な存在として隣にありました。だからこそ、人々のすくわれる道を求める思いは、決壊寸前の堤防のようなものだったと思います。蓮如さんはそんな彼らの思いと向き合い道を示したのです。そうして600年ほど前になると、この地は真宗信仰の篤い地域に生まれ変わってきました。
 それが江戸時代になると、社会は平和になり、政治権力によって仏教は保護・統制され、お寺はまるで市役所のような当たり(さわ)りのない存在へとなっていきます。戦争の時代から平和の時代にうつったこともあり、人々のいのちに対する感覚は穏やかになり、お寺の仕事は多分に儀式的なものとなってゆきました。
 さらに現代では、多くの人々は仏教以外に心の()り所を見つけるようになり、一方でこれまでお寺を支えてきた村や家族の形態がくずれ、お寺も後継者不在で次々とつぶれるようになりました。これはこれで一つの時代の流れなのでしょう。
 それでも私はこれまで多くの人々の心を豊かにして、地域の人々によって守られ、(した)しまれてきたお寺と真宗の教えを尊い、大切なものだと感じています。教えは、私たちが苦しい現実に直面したときに、どんな状態でも必ずたすかる道があることを説いています。たすかりたいと願う心の奥底は、どんなに時代が変わってもきっと変わりません。私たちの信じる教えはいつでも、誰に対しても開かれています。これから生まれる新たな御同朋(おんどうぼう)御同行(おんどうぎょう)と出遇えるよう、私は一人の同朋・同行として、地域の方々とともに歩みつづけていきたいと思っています。


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真宗大谷派大垣別院開闡寺

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