放送日 | タイトル | 法 話 | |
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499 | 2014年7月11日〜 | 当たり前 | 第7組光明寺 堀 恵慎 |
10年以上前の事ですが、私の友人が交通事故で亡くなりました。そんな時、あるお寺のご住職からこんな話を聞きました。 「 「因」とは原因の因。「縁」とはご縁の縁。「果」とは結果の果。と書きます。 落ち込んでいる私に、ご住職は語りかけました。 「彼が亡くなった「因」(原因)は何だと思う?」 私は、「交通事故です」と答えました。するとご住職は、 「それは「縁」(ご縁)だよ。「因」(原因)は彼がこの世に生を受けた事。そして、交通事故という「縁」により、亡くなるという「果」(結果)に また、別の機会にこんな話を聞きました。 私たちがこの世に生まれるという事は、ローソクに火が 私は、日々生活を送る中で、自分の命がいつ終わるのか、ということを考える事はほとんどありません。いつかは終わりがくる、とわかっているようで本当はわかっていないのです。 朝は眠い目をこすりながら起き、朝ごはんを食べ、車の運転をし、昼ごはんは何を食べようか…と迷い、明日のスケジュールを組み、夕飯を食べ、布団に入り、目覚まし時計をセットする。これが当たり前だと思っているのです。 朝、目が覚めないかもしれない…などということは、少しも考えないのが私なのです。 「今、ここにいる」ということが決して当り前ではないという事に気付き、「 そんな事を考えながら、明日の天気が気になって仕方がない私です。 |
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