放送日 | タイトル | 法 話 | |
---|---|---|---|
536 | 2015年11月1日〜 | 第1組明寂寺 藤江 充 | |
普段の生活に私たちはいつのまにか喜べない自分がいます。 最近の新聞、ニュースの報道を聞くと、これから先の自分の人生の不安ばかりが こんなにすばらしいことを なぜみんなはよろこばないのでしょう あたりまえであるということを お父さんがいる お母さんがいる 手が二本あって 足が二本ある 行きたいところへ自分で行ける 音が聞こえて 声がでる こんな幸せあるでしょうか しかし誰もこれを喜ばない あたりまえだと笑っている ご飯がたべられる 夜になると眠れる そして朝がくる 空気が胸一杯吸える 笑える 泣ける 叫ぶことができる 走りまわれる みんなあたりまえのこと こんなすばらしいことを みんな喜ばない そのありがたさを知っているのは それをなくした人たちだけ なぜでしょう あたりまえ なぜ人は、あたりまえを喜べないのでしょう。 自己中心に、自己のためにあらゆるものを利用することしか考えない現代、我が力に 今生きている私達は多かれ少なかれ、思い通りの生活、思いどおりになる世界を求め、あこがれるのです。また、手間をどんどん 魔郷は自己を問い、我が人生を問い、真実に目覚める心を奪い去る世界であり、他郷は外からの力、私をみちびいてくれるもののない世界です。 私たちは「あたりまえ」だと思っている人生を失うことでしか、「ありがたさ」に気づかされないくらい |
〒503-0897
岐阜県大垣市伝馬町11番地
開所時間 9:00〜17:00
(毎月第1、3日曜日 事務所休)
納骨堂参拝 9:00〜16:00
TEL 0584-78-3362
FAX 0584-78-3328
E-mail kaisenji@ogaki-gobosan.net