放送日 | タイトル | 法 話 | |
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666 | 2021年4月1日〜 | 葬儀のお布施 | 第11組 浄休寺 竹中裕史 |
私は実家のお寺で、一人で葬儀を勤めることがあります。実家のお寺では葬儀の翌日に、故人のご家族の方がお寺まで、葬儀のお布施を持ってきていただくことが多いです。葬儀のお布施を頂いた後にいつも祖母から、「頂いたお布施を、まずお 一人で葬儀をお勤めしていると、どこかで「自分が」お勤めしたという気持ちが沸き起こってきます。そして、知らず知らずのうちに慣れのこころが出てきてしまい、「私が」お勤めしたという 慢心は、言い方を変えれば「こころのおごり」とも言えるのではないでしょうか。そうした「こころのおごり」は年月を重ねるごとに積み重なり、強くなってしまいます。そして、いつか周りの人を傷つけたり、いやな思いをさせたりしてしまいます。 人は、どこまでいっても「自分がやりました」という自力の心から、なかなか離れることができません。どこまでいっても「自分が努力をした」という思いを、捨てることができません。日常生活を送っていると、自我に支配されて また、お布施とは 祖母から「頂いたお布施をまずお内仏にお供えしなさい」という言葉に、「お前の行いではないのだよ。すべて |
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