№ | 放送日 | タイトル | 法 話 |
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686 | 2022年2月1日~ | とおきはちかき道理 | 第18組 応声寺 河合文香 |
世間で言われる「イヤイヤ期」を通過中の三歳の息子。子どもの自己主張が増えたことは成長の そんな手探り状態で子育てをしている最中ですが、実は、子どもが大きくなり意思の とおきはちかき道理、ちかきは遠き道理なり。 (『真宗聖典』878頁) で始まる一節があります。いつも仏法を聞いている者は「またあの話か」と さらに私はある先生から、このことは親子関係に置き換えても意味が通ることを教わりました。つまり、「私が、子どもの心からどんなに遠く隔たり、少しも子どものことが分かっていないかを深く悲しむ心が、一番子どもに寄り添う心で、一方、私こそが理解している、私がいちばん近くに寄り添っているのだと自負している心が実は一番子から遠く離れている心なのだ」という解釈です。なんと厳しいご指摘でしょうか。「私こそ理解者だ」というけれども、結局は私が見たり聞いたりした経験の |
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