№ | 放送日 | タイトル | 法 話 |
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704 | 2022年11月1日~ | 言葉に出遇う。そして話し合う。 | 第5組 圓長寺 渡辺竜誠 |
本願寺第八代門首・蓮如上人の日常の法語・座談をお弟子さん達が記録し、316か条にまとめた『 これを現代語訳すると【法慶房が上人に教えられた。「念仏の教えを聞くときには、始めから最後まで同じように聞くのではなく、自分の胸にズシンと響く言葉だけ聞くとよい」と。一番大事なことを聞き漏らさぬようにしなさい】となります。ご法話を一つの話としていただくのではなく、ご法話の中にある妙に自分の心に残る言葉と出遇い、大切にしなさいと伝えていただいております。私は大学一年生の時、真宗学の先生が講義の中で「生は偶然、死は必然」とお話されたことを、今でも覚えています。「私」としての命をいただいていた事を当たり前に思っていた私は、この言葉を聞いた時、胸に衝撃を受けました。様々な尊いご縁をいただいて、今の「私」が生かされていると、この言葉で気付かせていただきました。 その他『聞書』の137条には、ご法話をいただいた後、仲間と集まり座談・話し合いをしなさいと書かれています。現代語訳すると【「私たちは教えの一句、一言を聞くときも、必ず自分の都合のいいように聞いているものである。だからただ、勝手な解釈をしないで、耳を澄ませて聞き、自分の受けとめ方が正しいか間違っているかを、仲間たちと話し合ってたしかめるがよい。」と蓮如上人は教えられた】と書かれています。 私達 聞法する時、自分に響く言葉に出遇うのは大切です。しかし、出遇った言葉や自分の聞き方に |
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